メールマガジン第10号｜紀伊半島の環境保全と地域持続性ネットワーク

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　メールマガジン第10号　（2007年6月1日号）　

　メールマガジン第10号をお送りします。9号以降（5月1日）、6月1日までに掲載した主な記事は下記の通りです。

(1) ため池は、農山村地域の里地里山において、田畑、森林、河川、集落などの構成要素とともに、その重要部分として水循環や生物多様性、農村景観などに一定の役割を果たしています。そこで、「ため池の環境を保全し、その価値を見直す」というタイトルで、ため池とそれを巡る問題について書いてみました。

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage30%20Tameike.html

　また、各地のため池のデータベース化を図るべく、まず、筆者が居住する三重県津市に存在する面積2ha以上の28のため池（貯水池を含む）の一覧表を作成し、そのうち工事中で立ち入り禁止の1箇所を除いて、全て写真と解説を加えました。面積2haのため池が、津市内にあと3カ所あることが分かりましたので、後日、残りのため池の分も掲載します。伊勢平野のうち、津市を含む中勢地域はため池の密度が高い場所として知られていますので、ため池の密集が生物多様性保全とどのように関係しているかについて、今後、調べていきたいと考えています。

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage30%20TameikeDataTsu.html

　なお、奈良県、和歌山県において各地のため池を紹介するようなホームページが見あたりませんでした。今後、各地のため池における生物多様性保全の活動などのホームページについて探してみます。

(2) 「本の紹介」では、浜島繁隆ら編著の「ため池の自然　－生き物たちと風景－」を取り上げました。前から、少しずつ読んでいたのですが、今回、上記のように「ため池データベース」を当ホームページに掲載することになり、ため池の問題をどのように捉えていくのか、改めて通読してみました。内容はため池を全般的に、しかも、各項目が専門家によって書かれているので、大変参考となりました。

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage30%20BookHamajima.html

(3) 「巨木を訪ねる」で奈良県の「宇陀市菟田野（うたの）区佐倉の桜実神社の「八ツ房の杉」を紹介させていただきました。国の天然記念物に指定されている「八ツ房の杉」は、「神武天皇の東征」伝承と深く関わっていて、遙かな古代の王朝草創期の歴史ロマンを感じました。杉の姿は、巨大な主幹というものが無く、大きな地下の塊からにょきにょきと8本の幹が好き勝手な方向に伸びた形をしていて異様でした。

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage1%20BigTreeYafusa.html

(4) 「害虫防除の常識」に、「害虫の形態を図鑑で確認する」を掲載しました。これまでに、「害虫防除の常識」で害虫をいろいろ類別したり、分類したりしましたが、やはり、田畑での実物と図鑑に載っている害虫を見比べて、その姿と名前を覚えることが大切です。よい図鑑が市販されていますので、それらを購入するか、インターネット上で閲覧できる都道府県等が開設したホームページも活用されるとよいと思います。筆者が写真をそろえてこれから作成するのは、それらとの重複となり生産的ではありません。それで、「害虫の形態を図鑑で確認する」に各県の病害虫図鑑のホームページにリンクしましたのでアクセスしてみて下さい。なお、ハーブの害虫については、マイナー作物でもあり、既存のホームページにはあまり載っていないので、当ホームページで写真集を作成中です。

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage30%20GaityuJoshikiRuibetu6.html

http://www.zc.ztv.ne.jp/kiikankyo/newpage30%20HerbPest.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2007年6月1日　　　主宰者より

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